Q&A

※SBC放送「もっと松本コーナー」やさしいカーテンについての話より

平成26年2月24日(月)13:30〜放送 IC深澤友子
サポート 湯澤 隆司


なぜカーテンが必要か

家があると言うことは窓があるということ。建築基準法によりますと、其の部屋の床面積の7分の一以上の面積を窓として要しなければならないわけです。これは人の健康のため(明るさ、日光)でもあるわけで、建築基準法に規定されているのです。窓があると、日中は外が見えて、開放感があってよいのですが、そのままだと夜、室内の明かりをともすと外から丸見え状態になる。または冬場は窓そのままだとまだ、とても寒い。今冬はさらに厳しい寒さでしたが、窓にカーテンがあるとないとでは室温が2〜3度違うそうです。又、装飾性から考えても、窓に何かあったほうが良い。よって、窓処理が必要となる。現にカーテンはインテリア装飾のためのかなり有効なファブリックです。まずそれらがカーテンの必要な理由かと思います。


窓まわりの種類、方法には?

いろいろあります。いわゆるカーテン、布で普通にカーテンをつる。レースとドレープでの2重つり、またはドレープだけあるいはケースメントだけという1重つり。ケースメントというのは、レースとドレープの中間に位置するもので、ショップとかマンションの上階で特に目隠し不要な場所に使ったりします。たとえば2重つりでも、従来は窓側にレース、室内側にドレープのつり方でしたが、フロントレースといって、それを逆につって透け感のあるレースの美しさを楽しむという掛け方もあります。お気に入りのレースが夜、隠れて見えなくなってします。残念!を解決した掛け方です。其のとき、窓側のドレープに、無地の光沢のあるものにすると、光の反射が加わって、レース模様もきれいに浮き上がると言う効果も出てきます。そんなことも是非お楽しみください。(さらにフックをAフックでドレープ、レースとも行うと、前後を入れ替えて楽しむことも可能になります。…余談なり)
それにプラス、レールはどのようにするか…タッセルは同布でよいか…等々カーテン自体のデザインもいろいろありますし…このようにカーテンひとつ取ってみてもとても奥深いものです。

シェード
シェードとは横にある操作コードを引くことにより、布がたたまれて上にたくし上げられていく方式のもの。下に下げたとき、まるで窓にタペストリーがかかっているみたいにも見えます。
掛け方の種類はシングルとかダブルとかあり…部屋の中で他の窓はカーテン、そこだけはカーテンと同じ布でシェードで…というのもお洒落なり。

ブラインド
(ベネシャンブラインド…横型、バーティカルブラインド…縦型)…最近はいろんなもの、カラー、デザイン、機能性含め販売されている。たとえば羽の部分が、木製、レザー製、好きな色の羽で構成するもの等。

ロールスクリーン
平面的な掛け方ですので、(カーテンみたいにひだがないから)窓周りをすっきりまとめたい場合に最適です。等などあり。又、それらを組み合わせて使う場合もあり。たとえばブラインドを窓際で部屋側にロールスクリーンとか、透け感のあるロールスクリーンを窓際にもってゆき、レースカーテンの変わりにさせる、内側にドレープを等いろいろな方法、デザインがあります。専門の人にご相談を!


生地選びの時、注意することは?

まず使用する布地ですが、本当に沢山あります。その中から選んでゆく訳ですが、その際の注意点は、小さなサンプルで見るのではなく、必ず大きめの布地にして確認すると良いでしょう。こんなはずではを避けるために。色というものは、集合体になると濃い色はより濃く見えますし、柄も大きいものはわかりずらいし、柄のリピートによっては小さなサンプルでは確認しづらいものもありますので注意です。


オーダーカーテン地にはいろいろな機能があると聞いていますが。

カーテン地はそのまま使うのではなくいろんな機能性を持たせて使う。そこでカーテンに付加してある機能性(カーテンの性能を良くするためつけてあるが)を見ていきます。まず、

遮光性…性能基準は1級〜3級まであります。(1級が一番高い)光が漏れない、朝日が入り込まない、と言う理由から寝室で使う方が多いです。たとえばお気に入りの生地が遮光性でない場合、裏生地をつけることにより遮光性を持たせると言うこともします。(遮光性能2級程度に…)

ウォッシャブル…洗濯機で丸洗いできる、ご家庭で洗える。洗濯機で5回洗っても収縮率が1%以内というもの。きれい好きな方はとても気にする機能です。

防炎性…不燃性ではありません。(残炎時間、残ジン時間、炭化時間により性能を見る)消防法により義務化されているのですが、人の沢山集まる場所のカーテンは、火事が起きたとき燃えにくいものでないと危険が伴いますので、そんな場所でのカーテンにつけてある機能です。(公共の場所、デパート、ホテル等々)

ほかにUVカット、消臭(ペットと同居しているお宅等に)、いろいろありますが、最近注目されている付加価値、機能の一つに、カーテンをかけたときにきれいなドレープが出る、つまりひだをあらかじめ付けて仕上げる。形態安定加工されたカーテンも随分と増えてまいりました。これはつけられるならお付けになることをお勧めします。取り付けたときとてもきれいですから。
メンテナンスでこの加工はアイロン不可、乾燥機不可、スチーム不可となりますので、ご注意ください。


カーテンでできる省エネとお聞きしたことがありますか?

カーテンレールの隙間をなくす…それ用のレールも開発されています。サイドを布でカバーできるようになっており尚且つ、レールの上部をふさいであります。

保湿性の高いカーテン生地を使う…熱の出入りを防ぐには、厚手の生地が良い。又、織りを工夫したことにより、保湿機能を持たせた生地もでて来ました。

カーテンを窓枠より大きめにつるす…腰高の窓も少し長めに、たとえば床まで下げて吊るすとか、窓をすっぽり包み込む。余談でが、カーテンとカーテンの合わせ目も隙間を作ることのなきよう丁寧に閉めてください。寒くないように。

カーテン生地に裏地をつける…空気の層を作る。先ほどの遮光性のところにもありましたが、目的は今回は省エネです。


オーダーカーテンを選ぶ際に基本的な注意点は?

カーテン生地、何千とも何万ともあると言われております。その中から選ぶということはやはりとても難しい。まず、どんな感じのお部屋にしたいのか、まあテイスト的にはどうかとそんなことを考えながらイメージしてください。たとえばお部屋を広く見せたい場合はどうするか…壁の色に合わせると窓の印象が弱くなり、壁が滑らかに広く見えるため、部屋全体も広く見える。日本の家の壁は、ほとんどがアイボリーとか白なのでそんな色を使うことで広がりが出る。逆に、濃い目の色とか派手なを持ってくると、カーテンとしての存在感がでる。目立つわけですから、その分お洒落に映えるときもある。ただ、そこだけが目立ちすぎないように、他方でバランスをとってやる。たとえばよくやる手法は、共布でランチョンマットとか、クッションカバーとかベッドカバーとかを持ってきて、視線をつないでやると、とてもお洒落な空間になります。お楽しみください。


ところでお店にある既成カーテンとオーダーカーテンの違いは?

まず、生地が違います。注文カーテンは上質な生地を使い…高品質な糸、生地の打ち込み本数が多い。その結果、長く使用してても、生地の型崩れが少ない。そして縫製が違います。寸法もオーダーですから、どんな窓にもぴったりあいます。豊富な生地からお選びいただけます等々。作るまでには少しお時間をいただきますが、それだけの価値があります。既成カーテンは、欲しいときすぐ間に合う、窓にぴったり合うサイズとか、お気に入りの色柄があればお徳です。目的に合わせて上手にお選びください。


いろいろ考えてきましたが、より良いカーテンを計画するにはどこに行ったらよいのですか?

カーテン専門店、デパート、ホームセンター、家具屋さん…いろいろありますが、実物を確認できるサンプルが豊富なお店、IC等、専門の相談員の居るお店。たとえば東京インテリアのカーテンコーナーがよろしいかと思います。施工チームともしっかりつながってますので、採寸もしっかりできますし、いろんなお得なアドバイス、ご提案があるでしょう。おいでいただく際は、図面等お持ちになるとご相談しやすいし、又、あらかじめ室内のインテリア、ご家族のご趣味など整理しておいていただくことをお勧めします。手を掛けただけ、素敵なお部屋になりますから。又、本年の流行色はラディアントオーキッド(光り輝く繭)…淡い紫色だそうです。
カーテン業界の昨年の流行は切り返し…ボーダー加工…なんていうのも出てきました。そんなことも見聞きしながら、どうか素敵な、世界にひとつだけの、ご自分のお部屋をおつくりください。そのお手伝いをいたします。