積小為大 私のインテリア自分史  【創立30周年記念】 
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厚な雰囲気で、貴賓室の名に恥じないものとなっています。 の清潔さや心地よいもてなしについて、女性の目線で細かく描写しています。 その後、1893年(明治26年)に金谷善一郎氏は本格的なホテル「日光金谷ホテル」を設立。 同ホテルは現存する日本最古の西洋式ホテルであり、日光の地で明治・大正・昭和・平成・令和と、5つの時代を歩んできています。 ちなみに2代目真一氏はのちの帝国ホテルの取締役にも就任しています。 日本インテリア史に欠かすことができない日光金谷ホテル。 その原点(創業の地)がここになります。 この場所は、日本初のリゾートホテル誕生の地ともいわれており、建物は約360年前に建てられた武家屋敷。国の登録有形文化財にも指定されています。 明治6年(1873年)、日光東照宮の雅楽師、金谷善一郎氏がアメリカ人宣教師で医師のへボン博士に勧められて自宅だった武家屋敷を改造し、外国人専用の宿「金谷カテッジ・イン」として開業しました。 「金谷カテッジ・イン」は日光を訪れる多くの外国人に「Samurai Yashiki(侍屋敷)」の愛称で親しまれ、外国人が安心して泊まれるホテルとして高い評価を得ました。 著名なイギリス人探検家、イザベラ・バードも金谷カテッジ・インを利用した一人で、帰国後に執筆した旅行記「日本奥地紀行」の中で日光を称賛すると共に、Samurai Yashikiこの貴賓室、通常は非公開なのですが、サクセス!インテリアの取材のために特別に許可をいただき、写真撮影をしてきました。 インテリアには現・川島織物セルコンの壁紙・カーテン・絨毯が使われていまして、とても格調高く気品漂う空間が広がりを見せていました。 白大理石の暖炉やモダンな鋳製ストーブなどは、ひときわ重金谷カテッジ・インの建築様式は鎌倉時代の武家の住居と書院造りが基本ですが、当時としては珍しい2階建ての武家屋敷で、位の高い侍の住居だったようです。 また、隠し階段・低い天井・隣の部屋に抜けられる奇妙な地袋など、侍が身を守ることに気を使っていたことを示す造りも見られます。 写真は当時の台所。栃木県産の大谷石(おおやいし)が使われています。■金谷侍屋敷(金谷ホテル歴史館) 【】15

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