ジョージアン様式を踏襲し、地元の日光石を用いた乱れ石積みの純石造建築物で、国の登録有形文化財に指定されています。 余談ですが、第二次世界大戦中、重光葵外務大臣がこの館に疎開されとのことで、当時の歴史とドラマを背景に感じます。 チーズケーキ「ニルバーナ」とウィリアム・モリスで有名な洋館です。 日本コロムビア株式会社の前身である日本蓄音機商会を作り、日本の「蓄音機の父」と呼ばれたアメリカ人、F・W・ホーンの別荘として明治後期に建造されたました。 さて、洋館の扉を開くとそこはまさに明治時代。 文明開化が織りなした気品溢れるインテリア空間が広がっています。 床は重厚なフローリングで、壁紙・カーテン・イス貼りは「ウィリアム・モリス」とこだわりのインテリアです。 現在は、「西洋料理 明治の館」としてレストランが営業されていますが、明治の時代が作り上げた極上の洋食が楽しめるほか、1977年の創業当時から提供されているチーズケーキの名品「ニルバーナ」も有名です。 この「ニルバーナ」の名前は、日光輪王寺門跡柴田昌源大僧正が想いを込めてつけられたもので、仏教用語の「涅槃」、つまり「さとりの境地」を意味しています。 洒落た洋館の建物と相まって、歴史を感じる素敵なネーミングですね。 写真は、美味しいと評判のチーズケーキ「ニルバーナ」。 ■明治の館(西洋料理) 【】16
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