積小為大 私のインテリア自分史  【創立30周年記念】 
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「ゆっくり歩けば、遠くへ行ける」 これはロシアのことわざで、某インテリアトップメーカーのH元社長の座右の銘だそうですが、創業当時の私は、人脈を頼り新規開拓に東奔西走の毎日でした。 ある時は朝5時に起床して、クルマで一般道を三時間ひた走り、朝9時に「おはようございます。」と客先廻りのご挨拶で株式会社ユザワのPR。 またある時は夜22時まで営業廻りをする、いわゆる「夜討ち朝がけ」の戦術でした。働き方改革が叫ばれる現在ではそんな営業はできませんが(笑)。 そんながむしゃらな日々があって、創業15年位にはやっと安定した経営体制となり、未来への見通しと自信ができ、地方のインテリア代理店として地に足が付いてきたのです。 そんな営業の日々の中、お客様から言われるのは「インテリアはセンス!!」という言葉。 以来、同セミナーには毎回のように参加しております。 また、弊社主催の海外最新トレンドセミナーにも2回ほどご登壇いただき大好評を博しました。 私は正に「本田チルドレンの一員」と自負しております。 尊敬する「インテリア博士」の本田榮二氏。本田氏はインテリア文化研究所代表として、約15年前に独立されました。ハイムテキスタイを35回連続で視察するなど、欧州インテリア市場に精通されています。セミナー・講演活動は通算2800回を超えており、日本で唯一トータルでインテリアを語れる専門家です。 本田氏は東京大学大学院経済学研究科修士課程を中退後、東洋リノリューム(現東リ(株))に入社。35年にわたって床材・カーペット・壁紙などの内装材の商品開発に携わると共に、比較インテリア史とインテリア環境問題をライフワークとして研究しておられます。 そこで自分のセンスを磨くべし!と始めたのが、海外の最新インテリア事情の研修です。 世界のインテリアに目を向けよう!!ということになった時、たまたまご縁をいただいたのが、「インテリア博士」と言われているインテリア文化研究所の本田榮二氏。 約15年前に本田氏の海外トレンドセミナーに参加させていただいたのを機に素晴らしい交流が始まりました。 写真は、「インテリア博士」本田榮二氏との一枚。 (2020年3月24日) 第9回:「世界のインテリア見て歩き」パート1 日光インテリア大使、英国へ 【】33

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